セルフリノベーションはどこまで初心者でも行えるの?

セルフリノベーションはどこまで初心者でも行えるの?範囲を見極めるポイント

建物の改修を積極的に行うリノベーションは、リフォームよりも大規模となるからこそ初心者には難しいと考えがちです。しかし、リノベーション可能な範囲を事前に把握しておけば、どこまで自力で行えるのか範囲の見極めを行えます。そこで、セルフリノベーションを行う際に初心者でも手を出せる範囲の見極め方法を解説します。

資格と許可が必要な範囲を除外する

範囲を見極めるポイントセルフリノベーションは手順さえしっかり調べておけば、初心者でもできる範囲が広くなります。まず、有資格者しか手を出せない範囲と建築許可申請が必要な範囲は避けましょう。特に水道・ガス・電気工事を行えるのは有資格者に限定されますので、資格を保有していない場合はセルフリノベーション対象外になります。また、柱や梁といった建物の構造に関わる部分は、建築基準法で定められた構造計算が必要となりますので建築許可申請が必要です。よくわからない場合は建築士へ依頼し、セルフリノベーション対象外となる柱や梁について見てもらいましょう。

初心者は作業の難易度とかけられる時間で決めよう

初心者は作業の難易度とかけられる時間で決めようセルフリノベーションを行う際に、塗装のみを行う場合は初心者であっても手軽に手を出せます。なぜなら、壁・床・天井といった場所に関係なく、場所に合った塗料を購入して塗って乾燥させるだけで済むからです。一方、解体の必要がある場合はコツに加えて工具の準備と作業工程数の多さから、建物全体のリノベーションは数日要すると考えておく必要があります。その場合、一気に建物全体をセルフリノベーションせずに1部屋だけに限定して行い、仕上がったら次の部屋に着手するといった方法が有効です。手順さえしっかり理解していれば、作業の難易度は時間を十分にかけることである程度カバーできます。つまり、工事資格が必要なセルフリノベーション以外は手を広げる範囲を限定して時間をかけることで、作業手順さえ理解できれば初心者でも挑戦できると言えるでしょう。

セルフリノベーションは作業工程の理解と時間の確保で乗り切れる

セルフリノベーションは分からない部分を雑に行うと、結果的に失敗へと繋がります。作業工程の難易度が高い解体は範囲を限定して順次行い、時間をかけてじっくり進めれば挑戦しやすいでしょう。そして、一度経験したリノベーションならば次の部屋の工事へ進んでも慌てずに作業を行えるはずです。セルフリノベーションはしっかりした準備を行い、可能な範囲を知ることで無理なく進めましょう。